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臨床実験
特発性円錐角膜の細隙燈所見
著者: 呉基良1
所属機関: 1台湾呉基福眼科研究所
ページ範囲:P.971 - P.972
文献購入ページに移動 円錐角膜は稀な疾患ではなく又視力障碍と角膜の特有な形態学的変化とに依つて容易に診断され得るものである。併し之が急性且つ特発的に発生し,非炎症性の著明な角膜溷濁と急激な視力低下とを主訴とした場合には,細隙燈検査に依らざれば一般に診断困難で外観上Leucomaと誤診され易い。最近吾々のClinicに特発性の角膜実質溷濁と視力障碍を主訴とし,肉眼的諸検査で診断のつかなかつた円錐角膜の一例に就き,詳細なる細隙燈検査を為し得たので茲に報告する。
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