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臨床実験
調節衰弱に於けるビタミンB1の意義
著者: 陶山喜久子1
所属機関: 1大阪市交通局病院
ページ範囲:P.1159 - P.1162
文献購入ページに移動 眼精疲労を有する調節衰弱に対して従来よりビタミンB1剤による治療が行われて来た。しかしそれによつて患者の訴える眼精疲労の消失しない場合もある。私達は調節力が低下し近点反復測定により近点値の遠隔する5名の患者を選んでアリナミン(Thiamine propyl disulfide)を投与し,この脂溶性VB1が之等に如何なる影響を及ぼすかを検討した。尚この結果より逆に調節衰弱の本態の一端を知らうとした。
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