文献詳細
文献概要
臨床実験
Pas-Na長期服用結核患者の副作用—第1報調節性眼精疲労
著者: 小原博亨1 長屋幸郎1 渋谷聰1 阿久津澄義2
所属機関: 1名古屋鉄道病院 2名古屋大学医学部眼科
ページ範囲:P.1162 - P.1168
文献購入ページに移動Pas (Para-Amino-Salicylic Acid),が結核薬として登場して以来,左の卓効が認められ,広く使用されているが,左の副作用も皆無で無い。Pas過敏症として,発熱,発疹,下痢,黄疽,リンパ腺腫張,ニーランデル陽性尿,肝障碍,結膜充血等が挙られている。
私はPas-Na (Sodium 2 Hydroxy 4-Amino-benzoic Acid)を長期服用している結核患者に調節性眼精疲労,其の他,二三の眼症状を併発したのを経験したので報告する。
掲載誌情報