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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻8号

1956年08月発行

文献概要

臨床実験

Pas-Na長期服用結核患者の副作用—第1報調節性眼精疲労

著者: 小原博亨1 長屋幸郎1 渋谷聰1 阿久津澄義2

所属機関: 1名古屋鉄道病院 2名古屋大学医学部眼科

ページ範囲:P.1162 - P.1168

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1.緒言
 Pas (Para-Amino-Salicylic Acid),が結核薬として登場して以来,左の卓効が認められ,広く使用されているが,左の副作用も皆無で無い。Pas過敏症として,発熱,発疹,下痢,黄疽,リンパ腺腫張,ニーランデル陽性尿,肝障碍,結膜充血等が挙られている。
 私はPas-Na (Sodium 2 Hydroxy 4-Amino-benzoic Acid)を長期服用している結核患者に調節性眼精疲労,其の他,二三の眼症状を併発したのを経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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