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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻8号

1956年08月発行

臨床実験

色盲用角膜コンタクトレンズ装用による欺瞞に対する看破対策

著者: 小原博亨1 阿久津澄義2

所属機関: 1名古屋鉄道病院 2名古屋大学医学部眼科

ページ範囲:P.1173 - P.1178

文献概要

1.緒言
 最近,色盲用角膜コンタクトレンズが創作されて以来,創作者の善意にも拘らず,之を悪用し,亦,市販に因る乱用で諸身体験査を通過せんとする場合が考えられる。
 私は最近,色神異常者の鉄道職員が運転従事員(機関士)に成ろうとして,色盲用角膜レンズを用い,身体験査に合格したが,体力管理表から再検査の必要を認められ,再検査を行つたが,其の際,色盲用角膜レンズを装用しているのを見出した。私は此の事から,多忙な集団検診の際,非専門医師或は医師の助手でも,斯る欺瞞を看破出来る方法を探究したが,道は近きにあることを知つたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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