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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻8号

1956年08月発行

文献概要

集談会物語り

九州眼科集談会に就て

著者: 南熊太1

所属機関: 1久留米大学

ページ範囲:P.1193 - P.1194

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 九州眼科集談会は,大西克知各誉教授(九大),庄司義治教授(九大),浅沼武夫教授(長大),鹿児島茂教授(熊大)等の発起により,其の第1回集会は,昭和2年10月11日,熊本医大に於て行われ,出席会員130名,傍聴者を加えれば優に200名を越ゆる盛会にして,演題44題,主として眼科医に直接関係密接なる臨牀的問題に就て知識の交換を行い,一方会員懇親会,熊本市内案内,阿蘇登山,球磨川下り等にて懇親を計り,非常に有益な会合であつた。其の後は長大,九大,九州医学專門学校など主として,医学校所在地(第8回,昭和9年には大学,医專所在地ならざる鹿児島市に於いて行われたが)に於いて,毎年1回行われ,最近では大体九大,久大,熊大,鹿大,長大の順に此の5つの大学に於いて行われている。第1回以来講演は一般講演のみであつたが,昭和27年久大に於る第22回集会の際に討議されて昭和28年九大に於る第23回より特別講演(九大精神科中教授の特講があつた)が行われることになり,昭和29年熊大に於る第24回の集会よりは,一般講演の他に補修講義,シンポジウムが行われる事になつた。
 依つて最も最近に於て行われた第25回九州眼科集談会(昭和30年6月5日,鹿児島県立大学医学部附属病院に於て)に就いて述べて,九州眼科集談会のあり方の大体及び雰囲気等に就いて述べる事にしよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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