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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻9号

1956年09月発行

文献概要

綜説

保護眼鏡選択の理論と実際

著者: 飯沼巖1

所属機関: 1和歌山医科大学

ページ範囲:P.1209 - P.1217

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緒言
 我々が保護眼鏡を用うる場合に,眼保護の対称となるものは,大体,次のようものといえる。即ち,A.放射線 a.光(可視線のみならず,紫外線,赤外線をも含める) b.光以外の有害放射線B.放射線以外の作用 a.機械的作用(風,異物,埃,その他) b.化学的作用(有毒ガス,薬品の飛沫等)である。然し,之等の対称は常に必ずしも単独で来るとは限らない。実際,保護眼鏡を必要とする現場に於ては,種々なる障害原因が同時に生じてくる。例えば,電孤熔接作業の場合,最も重要なのは,多量に放射せられる強烈な紫外線であるが同時に強い可視線及び赤外線の外に,おびただしい灼熱せる熔渣の飛び出すことを考えねばならぬ。夫れ故に,眼保護としては,光の外,灼熱せる異物等を対称とせねばならない1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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