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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻9号

1956年09月発行

文献概要

臨床実験

直流刺戟の視力に及ぼす影響—第4編 近視性眼に対する自作点滅器の使用効果に就て

著者: 片山太郞1

所属機関: 1前岡山日赤病院眼科

ページ範囲:P.1221 - P.1224

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1.緒言
 さきに著者は人眼に直流刺戟を与えると視力が変動する事を観察して其の成績を追次報告して来た。而して現在までの実験の結果を見ると約70%は裸眼視力が増進して居り,この直主接的根拠は毛様体の刺戟に原因する水晶体の屈折性変化によるものであろうと推考して来た。今回は新に自動点滅器を創作し,昭和129年7月より8月末日迄の間に来院した屈折異常,特に近視性眼の学生を対照とし種々の実験を行い些か興味ある結果を得たので報告し諸賢の御批判を願う次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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