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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻9号

1956年09月発行

文献概要

臨床実験

高安氏病

著者: 斉藤博1

所属機関: 1千葉大学眼科

ページ範囲:P.1265 - P.1272

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1.緒言
 高安氏病は明治41年(1908)高安氏が「奇異なる網膜中心血管の変化の1例」と題して報告して以来,症例の報告相次ぎ,1954年迄に130余例に達したが,殆んど全例が本邦人に限られ,欧米諸国には比較的例の少いとされている特殊な疾患である。吾が教室に於いても,1951年鈴木教授の報告があり,今日症候学的にはほぼ明らかにされた観があるが,その本態に関しては先天性の素因を重視するもの,結核との関係に原因を求むるなど,未だ解明の域を脱し得ない現状である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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