文献詳細
文献概要
臨床実験
移植眼球における瞳孔の対光反応に関する一実験
著者: 萩原武雄1
所属機関: 1熊大医学部眼科
ページ範囲:P.55 - P.56
文献購入ページに移動I.緒言
古くから眼球移植の問題については多くの研究者(Ruggers,Pardo,Zervos,Uhlenhat,Krause,Przibram,Koppanyi,Baker,Guist,Blatt,Kol-mer,Ask,Stone,Anderson等)が両棲類,魚類,二十日鼠,家免,幼鶏等を実験動物としていずれもある程度の解剖学的治癒を認め,時には機能的治癒をも認めて報告している。最近は秋谷氏1)(1955)が金線蛙を使用して眼球の移植実験を行い,移植眼の瞳孔に光線反射の恢復するのを認めて報告している。
私も殿様蛙を使用して眼球移植実験を行いいささか知見を得たので報告する。
古くから眼球移植の問題については多くの研究者(Ruggers,Pardo,Zervos,Uhlenhat,Krause,Przibram,Koppanyi,Baker,Guist,Blatt,Kol-mer,Ask,Stone,Anderson等)が両棲類,魚類,二十日鼠,家免,幼鶏等を実験動物としていずれもある程度の解剖学的治癒を認め,時には機能的治癒をも認めて報告している。最近は秋谷氏1)(1955)が金線蛙を使用して眼球の移植実験を行い,移植眼の瞳孔に光線反射の恢復するのを認めて報告している。
私も殿様蛙を使用して眼球移植実験を行いいささか知見を得たので報告する。
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