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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻12号

1957年12月発行

文献概要

臨床実験

第3色盲について

著者: 市川宏1 谷宏1

所属機関: 1東京鉄道病院眼科

ページ範囲:P.1424 - P.1430

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緒言
 第3色盲(Tritanopia)については,その症例が極めて少数であるため,私共の本症に関する知識は,Fischer8)9),Wright11)12),Talbot10)等によつて瞭らかにされている範囲を出ない。
 第3色盲としての報告例はVintschgau (194)を矯矢としてLevy ('06),Piper ('05),Koeller('13),Farnsworth ('43),Göthlin ('43),Fi-scher ('49,'51),Wright ('52)の諸氏の報告がある。このうち,Vintschgau, Koellerの例は全色弱に近いものであり,Piperの例も純粋な第3色盲ではない。今日,純粋な例として信じられる症例は,Wrightの7例とFischerの2例があるのみである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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