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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻12号

1957年12月発行

文献概要

臨床実験

ニコチン酸の使用経験

著者: 水川孝1 木津進吉1 清水源丞1

所属機関: 1徳大眼科

ページ範囲:P.1491 - P.1494

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緒言
 従来抗ペラグラ因子として知られていたニコチン酸は,1940年Moore1)によつて強力な血管拡張作用のあることが指摘され,Goldzieher & Po-pkin2)は頭痛患者に使用して,75%に効果を認め,その末梢血管拡張作用によつて奏効するものであると述べている。
 私共も,強力な血管拡張作用を有するニコチン酸を,視束萎縮,網膜色素変性等に使用し度いと考えていたが,偶々山之内製薬よりナイクリンの提供を受け,かなりの成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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