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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻13号

1957年12月発行

文献概要

特集 トラコーマ 綜説

日本各地におけるトラコーマ—トラコーマ検診メモより Ⅰ

著者: 国友昇1 鳥海しのぶ1

所属機関: 1日大

ページ範囲:P.1627 - P.1633

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I.緒言
 我々の教室では,トラコーマの一生——即ちトラコーマの出生から終末に至る迄の経過を知ろうと思つて,東京附近及び日本の各地区におけるトラコーマを検診した。その検診方法は,或地区では,生後間もない乳児を対象として,初めの1年牟の間は1〜2週毎に,その後の2年間は1カ月に1回家庭訪問して主としてトラコーマの初発症状と,それの初期トラコーマへの移行の状態を調べ,或地区に於ては,殆ど眼科的な検診や医療を受けたことのない部落を選んで,全住民の検診を行い,又,他の地区では,乳児より学童迄,又は学童及び小中学校の生徒を検診した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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