icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻2号

1957年02月発行

特集 第10回臨床眼科学会号

一般講演

(1)幼児期に発病せる周期性眼球突出

著者: 吉沢照子1 服部昭子1

所属機関: 1東京医科歯科大学眼科

ページ範囲:P.115 - P.118

文献概要

I.緒言
 周期性眼球突出とはある期間を隔てて眼球の突出を来すもので,広義の間歇性眼球突出である。1805年Schmidt氏が初めて報告した間歇性眼球突出は,体位の変化即ち頭部に鬱血を来す様な動作により眼球突出し,その動作を止めると旧位置に恢復するのを云う。而し頭部の位置の変化により眼球の状態に変化をおこさないもので,且つ或間隔をおいて突出を来すものは,Birch-Hirsch-feldによると,反覆性又は周期性眼球突出という。最近私は周期的に眼球突出をおこす稀有な1例を観察したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら