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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻2号

1957年02月発行

特集 第10回臨床眼科学会号

一般講演

(13)石原式色盲検査表による色覚異常有無の判定

著者: 田畑静江1

所属機関: 1東京女子医大眼科

ページ範囲:P.172 - P.178

文献概要

緒言
 色覚異常有無の判定は,特に集団に対する篩い分け検査は,ほとんど石原式色盲検査表のみによつて行われているのが我が国の現状である。同表には第3異常検出票は含まれていないのであるから,同表による第3異常検出に関する事柄は問題外としても,第1及び第2異常は同表によつて果してすべて正しく検出されているであろうか。このことを考えるとき第一に問題になるのは本検査表で全く異常所見を呈さないような軽度な第1及び第2異常の存在である。しかしこれは非常に大きな問題なので暫くおくとして,非定型な所見を呈するものがかなり多数あること(第2表参照)が,本検査表による検査にさいしての差当つての問題だと思われる。そこでその非定型的な所見を呈するものについて,いささか検討してみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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