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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻2号

1957年02月発行

文献概要

特集 第10回臨床眼科学会号 一般講演

(17)ビニール管による涙嚢機能検査と治療

著者: 栗林保人1

所属機関: 1信州大学医学部眼科

ページ範囲:P.194 - P.198

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I.緒言
 涙道の機能は古来議論されている所である。近時長嶋氏の研究によれば,閉瞼時涙嚢は拡張し,吸引的に働くことを述べている。私は,鼻涙管口検査により管口内の液体は瞬目運動と一致して運動すること,又強い閉瞼に際し,液体は吸引されることもあるし,流出することもあるのを見た。此の様な現象を解明する目的で,ビニール管を涙点より鼻涙管に挿入して涙嚢の機能を検査し,興味ある結果を得たので報告すると共にビニール管挿入術を併せて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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