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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻2号

1957年02月発行

文献概要

特集 第10回臨床眼科学会号 一般講演

(22)翼状片の統計的観察,特に再発とβ線照射について(第1報)

著者: 斉藤嘉輔1

所属機関: 1横浜市立大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.225 - P.232

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緒言
 翼状片は日常屡々遭遇する疾患であるが,未だ其の原因は殆んど判つていない。而も手術後屡々再発を起し殆んどの眼科医が,これに悩まされた経験を持つていると思われる。処で翼状片の研究の一端として,翼状片の統計に関しては,我国に於ても諸氏の報告があるが,手術後の再発に関して,詳細な検討を行つた結果は,未だ発表されていない。私は今回横浜市立医大眼科教室におこる最近11ケ年間(昭和20年より同30年迄)の翼状片の統計的観察を行い,特に手術後の再発に関して詳細に調査し,又其と昭和29年度より行つた手術後β線照射例の成績とを比較して,些か知見を得たので此処に報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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