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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻2号

1957年02月発行

文献概要

特集 第10回臨床眼科学会号 一般講演

(29)「スルフアチアゾール」内服に依り突発した瀰漫性表層角膜炎に就て—竝にロイコマイシン,ポリミキシンB複合剤点眼によつて起つた点状表層角膜炎に就て

著者: 田野良雄

所属機関:

ページ範囲:P.256 - P.259

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〔Ⅰ〕スルフアチアゾール内服により突発した瀰漫性表層角膜炎の1例
 サルフア剤の創製以来,其の内服,注射,局所的使用に依る眼科領域に於ける副作用に就ては数多くの報告があるが,ペニシリン其他の抗生物質が代つて化学療法の主導的地位を占めるに至り,又前者を使う際にも高級サルフア剤を用うる場合が多くなると共に副作用は少くなつた。然し近頃ペニシリン注射禍を警戒してサルフア剤の使用が再び増大せんとする時著者はスルフアチアゾール(以下ス・チと略記する)内服により重症の瀰漫性表層角膜炎を突発した症例を経験したので之を報告する。ス・チは今日に於ても単独に或は他のサルフア剤と複合して使用せられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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