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特集 第10回臨床眼科学会号
一般講演
文献概要
悪性腫瘍の診断及びその予後の判定は従来からその臨床所見と試験切除片の組織学的検査に根拠を置いて居りますがFischer以来組織体外培養が急速に進歩を遂げたので腫瘍組織の体外培養を行つて,予後の判定を行うのも一方法であると考えられます。私共は眼部腫瘍で悪性と推定せられた2例に就いて,腫瘍組織の体外培養を行い其の培養成績と臨床経過とを比較して一定の関係が認められたのでここに報告いたします。
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