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特集 第10回臨床眼科学会号 一般講演
(56)ブルヌビーユ・プリングル氏母斑症の1例
著者: 森部正子1
所属機関: 1関東逓信病院眼科
ページ範囲:P.369 - P.372
文献購入ページに移動I.緒言
1880年Bourneville氏によつて始めて発見された本疾患は,現在Phakomttosis Burneville-Pringliと呼ばれ,稀有な疾患の一つに数えられて居る。本疾患は癲癇発作,精神発育障碍,脂腺腫,網膜母斑症を主徴候とし,其の他に脊椎破裂,頭蓋畸型,馬蹄腎,等々の先天性畸型を合併する。私は今回本症の不全型と思われる症例に接したので眼科的所見をのべて,諸賢の参考に供したいと思う。
1880年Bourneville氏によつて始めて発見された本疾患は,現在Phakomttosis Burneville-Pringliと呼ばれ,稀有な疾患の一つに数えられて居る。本疾患は癲癇発作,精神発育障碍,脂腺腫,網膜母斑症を主徴候とし,其の他に脊椎破裂,頭蓋畸型,馬蹄腎,等々の先天性畸型を合併する。私は今回本症の不全型と思われる症例に接したので眼科的所見をのべて,諸賢の参考に供したいと思う。
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