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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻3号

1957年03月発行

日本トラホーム予防協会会誌

学童のTrachoma Control 第2報—学童Trachoma検診後の追跡観察における学童家族の態度及び認識について

著者: 勝沼晴雄1 橋本秀子1 田中恒男1 戸次澄美子1 徳田久彌2

所属機関: 1東大医学部衞生看護学科(公衆衞生) 2東大医学部眼科

ページ範囲:P.11 - P.16

文献概要

 地区把握の方法,又は地区の健康を増進してゆくための働きかけの方式を見出す為に,トラコーマの集団診療を機会として,15例を選び,家庭訪問による家族の保健に対する態度及び認識について調査を行なつた。該地区は,その歴史的地理的な構成から2地区に分れていて,夫々その地区により態度についての差違がみとめられるが,保健についての認識は極めて不十分であり,両地区とも地区組織活動は殆んど皆無と言つて良い。しかし,学童を通じての情報伝達は極めて良好に行われ,それによつて家族の協力をも得ることが可能であつた。この様な地区にあつては,学校保健事業の伸展を利用することによつて,CommunityPlanningはかなり成功する可能性の多いことを知り得た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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