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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻3号

1957年03月発行

臨床実験

Behcet氏症候群の1例

著者: 中山恭四郞1

所属機関: 1日本医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.446 - P.451

文献概要

 Behcet氏症候群及びその類似疾患の概念は近来普遍化されその報告は年毎に多くなり同時にその本態或は治療法につき最近の文献にて種々論議されて居る。私は日本医科大学附属医院眼科にて,最初通常の急性漿液性虹彩毛様体炎の形で来たり眼底を透見し得るに至つて初めて網膜出血を発見し定型的な前房蓄膿性虹彩炎の形をとらなかつた為に診断に迷い問診によつて他の全身症状(発熱・陰嚢潰瘍・口腔内アフタ性潰瘍・結節性紅斑)が発見されてBehcet氏症候群と診断された症例を経験したので,茲に報告し文献に追加したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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