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臨床実験
文献概要
レプトスピラ症(レ症)の後遺症として,葡萄膜炎乃至硝子体溷濁の起る事は,古くから知られているが,原因不明の葡萄膜炎乃至硝子体溷濁を診た場合,その原因がレ症である事を確認するのは容易でない。何故ならばレ症として含まれるものの中には必ずしも定型的な黄疸や高熱を来すものでなく,又血清反応も何処ででも行えるものではないからである。
著者は昭和30年3月以降,広島県佐伯郡地方における葡萄膜炎乃至硝子体溷濁患者中にはレ症によると思われるものが,存在するのではあるまいかと考えて,次の臨床実験を行つたのでその成績を報告する。
著者は昭和30年3月以降,広島県佐伯郡地方における葡萄膜炎乃至硝子体溷濁患者中にはレ症によると思われるものが,存在するのではあるまいかと考えて,次の臨床実験を行つたのでその成績を報告する。
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