文献詳細
臨床実験
文献概要
緒言
己に日眼及び本誌その他の誌上で眼球圧迫負荷の下に於ける網膜葡萄膜血圧比の変動に就いて報告し,一部その薬物的影響に就いても言及したが,今回は同じ症例,研究方法による私の網膜葡萄膜血圧比又はその他の眼内血圧比の問題を正常眼と緑内障眼に就いて比較検討し,動脈硬化及び緑内障の病態生理を追及せんとする。
従つて,綜合血圧検査法としての眼内血圧計測法,薬物負荷方法,眼球圧迫方法等に就いては総て前回の方法(日眼60巻,昭和31年)と同様であるので,説明は省略するが,眼圧はOT,その初圧P0,50瓦10分間圧迫除圧直後値P1,その30分後をP2とし,前毛様体静脈圧はCV,前毛様体動脈圧はCA,網膜中心静脈圧はRV,網膜中心動脈圧はRA,渦静脈圧はVV,上腕血圧をBPとし,総て動脈血圧は前回と同じ計算法による平均血圧で示し,前方排出率はCV%,後方排出率はVV%と略記する。
己に日眼及び本誌その他の誌上で眼球圧迫負荷の下に於ける網膜葡萄膜血圧比の変動に就いて報告し,一部その薬物的影響に就いても言及したが,今回は同じ症例,研究方法による私の網膜葡萄膜血圧比又はその他の眼内血圧比の問題を正常眼と緑内障眼に就いて比較検討し,動脈硬化及び緑内障の病態生理を追及せんとする。
従つて,綜合血圧検査法としての眼内血圧計測法,薬物負荷方法,眼球圧迫方法等に就いては総て前回の方法(日眼60巻,昭和31年)と同様であるので,説明は省略するが,眼圧はOT,その初圧P0,50瓦10分間圧迫除圧直後値P1,その30分後をP2とし,前毛様体静脈圧はCV,前毛様体動脈圧はCA,網膜中心静脈圧はRV,網膜中心動脈圧はRA,渦静脈圧はVV,上腕血圧をBPとし,総て動脈血圧は前回と同じ計算法による平均血圧で示し,前方排出率はCV%,後方排出率はVV%と略記する。
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