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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻4号

1957年04月発行

故中村康教授追悼号 原著

春季カタル患者の結膜嚢内細菌とpHに就いて

著者: 小口昌美1 右田省三1

所属機関: 1日本医大眼科

ページ範囲:P.590 - P.592

文献概要

緒言
 春季カタルの分泌物を鏡検する場合屡々気付くことは,塗抹標本中に細菌が少いことである。殊に急性者季カタルの場合,殆んど標本中に細菌を認めぬことは注目に値するであらう。
 従つて急性春季カタルの診断に際し,標本に細菌の少いことは,好酸球の有無と同様一つの診断の目標となる位である。即ち標本中に細菌を多数認めた場合,急性春季カタルの診断の反証と考えてよい時が屡々である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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