文献詳細
故中村康教授追悼号 原著
文献概要
緒言
春季カタルの分泌物を鏡検する場合屡々気付くことは,塗抹標本中に細菌が少いことである。殊に急性者季カタルの場合,殆んど標本中に細菌を認めぬことは注目に値するであらう。
従つて急性春季カタルの診断に際し,標本に細菌の少いことは,好酸球の有無と同様一つの診断の目標となる位である。即ち標本中に細菌を多数認めた場合,急性春季カタルの診断の反証と考えてよい時が屡々である。
春季カタルの分泌物を鏡検する場合屡々気付くことは,塗抹標本中に細菌が少いことである。殊に急性者季カタルの場合,殆んど標本中に細菌を認めぬことは注目に値するであらう。
従つて急性春季カタルの診断に際し,標本に細菌の少いことは,好酸球の有無と同様一つの診断の目標となる位である。即ち標本中に細菌を多数認めた場合,急性春季カタルの診断の反証と考えてよい時が屡々である。
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