文献詳細
文献概要
故中村康教授追悼号 原著
網膜電流に就いて—補遣 其の二
著者: 広瀨東一郎1 平岡寅次郞1
所属機関: 1日本医大眼科
ページ範囲:P.644 - P.647
文献購入ページに移動第1章 緒言
さきに著者は人生体眼に於ける網膜活動電流に就き,其の基礎的,臨床的研究結果を総括し,或は特異的なるものに就き実験結果を述べて来たが本稿に於ては小口氏病の網膜活動電流に就き述べたいと考える。
周知の如く,小口氏病は明治39年小口忠太教授が発見報告以来,明暗順応時に於ける特異な眼底変化(中村—水尾氏現象)と暗順応経過曲線の特徴とに依り諸学者の注目するところとなり,幾多の研究がなされているが,其の本態は今尚推論の域を脱しない。
さきに著者は人生体眼に於ける網膜活動電流に就き,其の基礎的,臨床的研究結果を総括し,或は特異的なるものに就き実験結果を述べて来たが本稿に於ては小口氏病の網膜活動電流に就き述べたいと考える。
周知の如く,小口氏病は明治39年小口忠太教授が発見報告以来,明暗順応時に於ける特異な眼底変化(中村—水尾氏現象)と暗順応経過曲線の特徴とに依り諸学者の注目するところとなり,幾多の研究がなされているが,其の本態は今尚推論の域を脱しない。
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