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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻5号

1957年05月発行

臨床実験

釜石金属鉱山における眼災害統計

著者: 遠藤彬12

所属機関: 1東北大眼科教室 2釜石鉱業所病院眼科

ページ範囲:P.789 - P.794

文献概要

 わが国の鉄道,炭坑,各種工場,等の産業部門における眼外傷の統計は現在迄に屡々報告されているが,金属鉱山の眼外傷統計は非常にすくなく,田村(昭8),川井)昭30),の報告がある以外は殆んど見出されない。そこで私は釜石金属鉱山における眼外傷について,殊に今回は釜石金属鉱山の従業員の就業中における眼外傷について報告する事にした。
 尚従業員の就業中における眼外傷を「眼災害」,就業時以外における眼外傷を「眼私傷」,従業員家族の眼外傷を「家族眼傷」,と三区分した。釜石金属鉱山は岩手県の東南部で釜石市街より約20km北西に入つた北上山脈中にあり,従業員千数百を数え,主として鉄,銅の鉱石を採掘する鉱山である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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