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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻6号

1957年06月発行

文献概要

臨床実験

アドレノクロマゾーン誘導体(「AC-17」田辺)の使用経験

著者: 水川孝1 木津進吉1 木内健二1

所属機関: 1徳島大医学部眼科

ページ範囲:P.849 - P.854

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 日常診療に際し,外傷及び手術による出血或は病的出血に対して,従来種々の血圧下降剤・血管収縮剤・血液凝固促進剤が用いられているが,更にAdrenochrom monosemicarbazoneはその強力な血管強化作用と止血作用によつて眼科領域に於いても広く用いられ,特に眼内手術等に使用して好結果をあげている。然し,更に強力に且つ速効的効果のある血管強化剤の必要が屡々痛感されるのである。
 最近この目的にそつた速効性で,更に強力に作用するといわれる新合成剤「AC-17」(田辺)が試作されたので,主としてその血管透過性に対する検索を実験的並びに臨床的に行つた結果について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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