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臨床実験
搏動性眼球突出症の1例に就いて—患側総頸動脈圧迫及び,内頸動脈結紮の際に起る角膜脈波の変動と,其の臨床的意義に就いて
著者: 植村恭夫1
所属機関: 1慶大眼科学教室
ページ範囲:P.854 - P.862
文献購入ページに移動緒言
最近,脳神経外科領域に於いては,其の進歩に伴い,頭蓋内動脈瘤に対する認識が新たにされて来た。著者は偶々,右眼搏動性眼球突出症の1例に遭遇し,内頸動脈結紮を施行する術前検査として総頸動脈圧迫試験(Matas Test)及び,漸進的頸動脈圧迫法(progressive carotid compres-sion)を行う際に,慶大式電気眼底血圧計にて角膜脈波を経過を追つて描写し,更に内頸動脈結紮術施行前後の角膜脈波を比較し,眼動脈領域に於ける側副循環の状態を検討した。
最近,脳神経外科領域に於いては,其の進歩に伴い,頭蓋内動脈瘤に対する認識が新たにされて来た。著者は偶々,右眼搏動性眼球突出症の1例に遭遇し,内頸動脈結紮を施行する術前検査として総頸動脈圧迫試験(Matas Test)及び,漸進的頸動脈圧迫法(progressive carotid compres-sion)を行う際に,慶大式電気眼底血圧計にて角膜脈波を経過を追つて描写し,更に内頸動脈結紮術施行前後の角膜脈波を比較し,眼動脈領域に於ける側副循環の状態を検討した。
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