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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻6号

1957年06月発行

文献概要

大橋孝平教授開講10周年記念論文

緑内障を伴つた脈絡膜間接破裂の1例

著者: 岡田甫1

所属機関: 1慈恵会医大眼科

ページ範囲:P.911 - P.914

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 脈絡膜間接破裂は1854年Graefe氏が報告して以来内外の文献に多数見られ,さして珍らしいものではないが,その眼圧を観察した例は少い。私は最近外傷による前房並びに硝子体出血,水晶体不全脱臼,眼球陥没等を伴つた本症の1例を経験したが,外傷性緑内障を伴つたと考えられる珍らしいものであるので茲に報告し,本症の眼圧上昇について少しく考察してみたいと思う。
 症例は21歳男子,鍍金工,初診昭和30年12月18日。家族歴,既往歴に特記することなし。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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