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談話室
ロンドン便り抄(その3)
著者: 中島章1
所属機関: 1順天堂大学医学部
ページ範囲:P.963 - P.964
文献購入ページに移動 11月3日
近視についての御批判ありがとうございます。私がくれぐれも残念に思つて居る事は,良い線に沿つて早くスタートしながら,途中で休憩したために,肝心な所でおくれをとつた事を歎いて居るわけです。フアコメトリーは将来クリニツクでかなり広い応用を持つものと確信して居ます。日本でも近視の研究にProf.Sorsbyのようにfactをつみ上げてゆくためには必要な方法です。日本と英国ではreflectionの状態が違うのですから,日本で測るのは非常に面白いと思います。
先日兎の水晶体の屈折率をMr.Sheridanと2人で計りました。そのdataは眼軸が実際より長く出るので2人であれこれ考えて居る所です。
近視についての御批判ありがとうございます。私がくれぐれも残念に思つて居る事は,良い線に沿つて早くスタートしながら,途中で休憩したために,肝心な所でおくれをとつた事を歎いて居るわけです。フアコメトリーは将来クリニツクでかなり広い応用を持つものと確信して居ます。日本でも近視の研究にProf.Sorsbyのようにfactをつみ上げてゆくためには必要な方法です。日本と英国ではreflectionの状態が違うのですから,日本で測るのは非常に面白いと思います。
先日兎の水晶体の屈折率をMr.Sheridanと2人で計りました。そのdataは眼軸が実際より長く出るので2人であれこれ考えて居る所です。
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