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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻7号

1957年07月発行

文献概要

日本トラホーム予防協会会誌

アクロマイシンによるトラコーマの集団治療について

著者: 萩野鉚太郎1 鈴村昭弘1 野村篤子1 竹原聰子1

所属機関: 1名大環研萩野研究室

ページ範囲:P.35 - P.38

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 トラコーマの治療に対するアクロマイシンの意義については,既に多数の内外研究者によつて論ぜられている。その効果はAgarval (1955)が,三井氏及び筒井氏の成績にくらべて氏のはそれ程の好結果を得られなかつたと述べている様に,報告者によつて多少の差はあるが,大よそAureo-mycin或はTerramycinのそれと同等か時にそれ以上のものと考えられている。
 ここに述べる集団治療は,比較的多数例について試みたものであるが,その成績は文献諸例のそれと大差を認めなかつた。しかしその治癒判定については,臨床的診断の基準の確定していない今日,なお検討を要する点が少なくない。本文ではこれが解決法の1つとしてカラースライドによる批判を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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