icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻7号

1957年07月発行

文献概要

臨床実験

眼科用表面麻酔剤4%キシロカイン(0.5%クロロブタノール含有)使用経験—並に添加防腐剤についての考察

著者: 浅山亮二1 坂上英1 宮崎栄一1 森寺保之1

所属機関: 1京都大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.996 - P.1004

文献購入ページに移動
 1955年我々は新局所麻酔剤キシロカインの使用経験について詳細に報告し,2%キシロカインはその浸潤麻酔力並に伝達麻酔力に於いて強力な麻酔作用を有し,しかも麻酔効果持続時間が長く且全身的並に局所的副作用が皆無であることより眼科手術領域に於て賞用さるべき局所麻酔剤であるとのべ,更に,4%キシロカインは眼圧,瞳孔径に影響を与えず,角膜を障碍せず,刺戟感,充血等の副作用が少いことより表面麻酔剤として賞用しうるとのべた。
 その後,キシロカインの臨床使用については,稲用・伊佐敷・生田,生井・荒木・本庄・田原,石黒,池田・楠部・森川・藤田の諸氏が相次いで報告し何れも優れた麻酔剤であると結論している。更に,湖崎・吉田・東,脇・難波・錦織等はキシロカインをはじめ数種の表面麻酔剤の麻酔力,眼圧,瞳孔径に及ぼす影響並に副作用等を詳細に検討しその成績を報告している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら