文献詳細
文献概要
臨床実験
臨眼11巻3号掲載浜田氏の2〜3の疑義に対する説明
著者: 大橋孝平1
所属機関: 1慈恵医大
ページ範囲:P.1022 - P.1024
文献購入ページに移動I.余の房水排出抵抗Wが緑内障の判定に果して無意義か否か
この浜田憲一氏の御質問に対して私は次の如く御答え致します。
私はこれはWの計測方法にもよると思います。ことに始めは,和28年臨眼で報告した眼圧の初圧P0,圧迫10分後の除圧しない時の眼圧P1,除圧直後の眼圧P2の3点より計測しましたが,これでやつていますとP1の値が圧迫中に眼圧をSchiötzで計測するので,その手技が極めて困難であり,兎角,角膜の彎曲が異なりSchi-otz計測による値が非常にまちまちに出るので,適当でないことを知り,バイヤール目盛50瓦の読みを50mmHgとして換算した結果,P1は測定せず,P0-P2をPとして,の改良式を用いる簡易方法を案出し,以後はこれを用いて居り,多田が之を発表しました。
この浜田憲一氏の御質問に対して私は次の如く御答え致します。
私はこれはWの計測方法にもよると思います。ことに始めは,和28年臨眼で報告した眼圧の初圧P0,圧迫10分後の除圧しない時の眼圧P1,除圧直後の眼圧P2の3点より計測しましたが,これでやつていますとP1の値が圧迫中に眼圧をSchiötzで計測するので,その手技が極めて困難であり,兎角,角膜の彎曲が異なりSchi-otz計測による値が非常にまちまちに出るので,適当でないことを知り,バイヤール目盛50瓦の読みを50mmHgとして換算した結果,P1は測定せず,P0-P2をPとして,の改良式を用いる簡易方法を案出し,以後はこれを用いて居り,多田が之を発表しました。
掲載誌情報