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談話室
米国に於ける最近の眼科器械の発達並に手術々式の傾向
著者: 山下剛12
所属機関: 1順天堂大学 2Washington大学
ページ範囲:P.1143 - P.1145
文献購入ページに移動Americaでは,検限が,眼科医の収入の半分以上を示めると云われる程なので,検眼は非常に重視され器械も発達しています。Copeland streak retioscope1)は良く普及しSt.lowisでは,殆んどの病院で常用しています。これにcross cylinder2)を併用すると適確に,且簡単に検眼が出来ます。特に乱視のある場合に便利です。refractometer3)は,American Optical Co.のものが優れ,vertex-distance迄計算してあるので,aphaklaのrefractionに迄も,応用出来ます。Trial frame4)も大体Lensが4枚位入る様になつているので,乱視のある場合に便利です。Projector chart5)は普通のcolorslidのprojectorのと同じ原理ですが,簡単な操作で字の大きさやchartの種類も変えられるので便利です。
最近,検眼のみを商売とする所謂opticianの進出が目ざましく,眼科医をおびやかしています。
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