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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科11巻9号

1957年09月発行

文献概要

臨床実験

視紅再生面よりみたアダプチノールの作用機序

著者: 早野三郎1 小出佳英1

所属機関: 1信州大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.1167 - P.1173

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緒言
 AdatinolはTages種の植物の花瓣より抽出した植物色素Helenien (Lutein dipalmitinsäu-reester)を一錠中に5mg含有する糖衣錠のBayer社商品名で,v.Studnitz,Niedermeier等によつて暗順応機能が促進されることが見出され,最近本邦でも正常者及び各種夜盲疾患に対する投与成績が報告されている。
 本剤の作用機序については一応v.Studnitzが説明をしているが,私は視紅の再生に及ぼす影響を中心とせる二三の実験を行つたので,その結果より暗順応に対する作用機序を考察してみようと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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