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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻1号

1958年01月発行

文献概要

臨床実験

Prednisoloneの眼科的応用

著者: 浅山亮二1 永田誠1 森寺保之1 池田和夫1 岸本達也1

所属機関: 1京都大学医学部眼科

ページ範囲:P.42 - P.54

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緒言
 眼科に於ける最近の各種ステロイドホルモンの応用は眼疾患の治療に新紀元を劃したものであり,其の強力な抗炎症作用殊に,抗アレルギー作用は既に万人の認める所である。最近Cortisone,Hydrbcortisoneに加えて更たより強力で毒性の少い合成副腎皮質ホルモンとしてPrednisone及びPrednisoloneが現われた事は周知の事実であり,眼科臨床にも既に広く使用されているがPrednisoloneの眼局所的な使用は今迄製剤の関係で余り行われず,未だCortisone,Hydrocor-tlsoneに取つて代る程普及していない現状である。
 我々は最近塩野義製薬よりPrednisolone (商品名Predonine)の眼軟膏及び点眼用として関節腔内注入用懸濁液の提供を受け,種々の眼疾患特に前眼部の炎症性疾患に之の局所的使用を中心とした治療を試み,又之に先立つて家兎を用いて卵白によるアレルギー性角膜炎に対するPredonineとHydrocortisone局所使用の効力比較試験を行つたので其の成績を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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