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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻1号

1958年01月発行

文献概要

臨床実験

結膜疾患に対する2,3新抗生物質の治療効果—第2報 Oleandomycin

著者: 浅水逸郎1 浅水明子12

所属機関: 1東北大学医学部眼科 2阿部眼科医院

ページ範囲:P.88 - P.93

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I.緒言
 オレアンドマイシン(Oleandomycin,以下OLMと略記)はSobin等に依り,Strepto-myces antibioticsの一菌種より分離された新抗生物質であり,化学的,物理的性質により,エリスロマイシン(EM)類似の抗生物質で,EM,カーボマイシン,ロイコマイシン(LM),スピラマイシン,ノボビオン等に近似のものとされている。
 OLMの特性としては,他の多くの抗生物質との間に交叉耐性を示さず,ペニシリンやEMと併用して相乗作用を認め,サイクリン系抗生物質との合剤は協力作用があると云われ,海外にては既に此の合剤が使用されている様である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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