icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻1号

1958年01月発行

文献概要

手術

網膜剥離に対する薄葉状鞏膜切除術(Lamellar scleral resection)

著者: 関野伊佐夫1 伊藤信雄1 山田清一1 富沢愛士1 松本和夫1

所属機関: 1弘前大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.94 - P.98

文献購入ページに移動
緒言
 諸種眼疾患の中でも殆んど不治の疾患と見なされていた網膜剥離も,網膜の裂孔に対するGoninの烙刺法(1916),Weve,Safar (1932)のヂアテルミー電気凝固法により治癒し得ることが判つた。然るに一方に於いて,Goninより以前にMullerは鞏膜(全層)切除による手術を報告し,その後多くの人々の改良を経て薄葉状(部分層)切除術が最近後述する様な或る種の症例に対して施術される様になつたが,本邦での本手術の報告は少い(百々1),岸本2),浅山3)等)。我が教室に於いても本手術を行い,その経過を観察することが出来たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら