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臨床実験
ラジオアイソトープP32の眼科診断学的応用
著者: 中泉行信1 長塚晃2
所属機関: 1日本医科大学眼科 2東京大学放射線科
ページ範囲:P.1282 - P.1285
文献購入ページに移動ラヂオアイソトープ(R.I.)の疾病診断面への応用は最近特に進歩し将来は更にその範囲が拡がる傾向にある。放射性沃度(I131)による甲状腺疾患の診断,その化合物による脳腫瘍の診断(Moo-re,1948),放射性燐(P32)による乳腺の悪性腫瘍(Low-Beer,1946),脳腫瘍(Selverstone, G.E.Moore, Ashkinazy, Davis),消化管の悪性腫瘍(Gray, Schulman and Falkenheim, 1948),子宮癌(Schubert,1954)などの診断に関してはすでに多くの報告があり且つ可成り普及している。診断にR.I.を用いるには次のような条件が備わつていなければならない。即ち
1)腫瘍組織に対する親和性が健常組織のそれに対して量的或いは質的に異ること
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