icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻11号

1958年11月発行

文献概要

特集 手術

二重瞼手術及び二重瞼矯正手術

著者: 大熊篤二1

所属機関: 1横大医学部眼科教室

ページ範囲:P.1389 - P.1394

文献購入ページに移動
 一重瞼を二重瞼とすることは,多くは整容上の要求に基くものであるが,一重瞼の弛緩した皮膚が上眼瞼の睫毛を圧迫して下方に向け,これが瞳孔領前方に位置し或は角膜に触れるような場合には,視機能上からも一重瞼を二重瞼として睫毛を上前方に向けることが必要となる。
 一重瞼と二重瞼と何れが美しいかは,その人の顔貌全般との調和もあり,又各人の好みもあつて,一概には決め得ない問題であるが,眼瞼脂肪過多のような場合には,一般に二重瞼にした方が外貌がよくなることが多い。また一眼が二重瞼で他眼が一重瞼で不揃いな場合にも,二重瞼を一重瞼に改めることの方が一般に困難なので,一重瞼を二重瞼にして揃えるがよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?