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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻11号

1958年11月発行

特集 手術

パンチ使用による全層部分角膜移植手術方法

著者: 桑原安治1

所属機関: 1東京医科大学

ページ範囲:P.1471 - P.1477

文献概要

 1789年Pelliere de Quengsyが人工角膜移植手術を人体に初めて試み,1796年Darwinがトレパン使用の考えを提唱,1818年Reisingerが動物で白内障用刀を用いて同種角膜移植の研究を行つて以来,角膜移植に関する多くの基礎的実験,並びに臨床的応用の研究が行われ,角膜移植手術は眼科医の常識となり多くの人達が暗黒の世界から明るい世界えと呼び戻されて来た。本邦では最近角膜移植法案が国会を通過し,漸く世の注目をあびる様になつて来た。
 角膜移植手術を目的に従つて分類すると,形成的角膜移植手術,治療的角膜移植手術,光学的角膜移植手術とになる。又その方法によつてこれを分類すると,全層角膜移植手術,表層角膜移植手術に分けることが出来る。更にその各々を,全角膜,部分角膜に分けることが出来る。又最近では,表層と全層を兼ねた葺型,或は階段型がこれに加わる様になつた(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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