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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻13号

1958年12月発行

文献概要

臨床実験

高血圧の集団検診成績(その1)—特に高血圧の新分類法について

著者: 飯塚哲夫1 山田春雄1 神足実1 太根節直1 山田弘1 鈴木羊三1 小川昌之1 常松美登里子1 鈴木勳夫2

所属機関: 1慈恵医大眼科学教室 2第一生命蒼梧診療所

ページ範囲:P.1683 - P.1692

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 近年抗生物質の進歩普及等によつて伝染性疾患の発生,死亡率等が低下し,同時に癌性疾患及び高血圧性疾患が大きくクローズアツプされて来た。其の為に各所に所謂人間ドツクが設立され,又各会社,工場等に於ても衛生管理等によつて此等の疾患を出来るだけ早期に発見し治癒しようと云う気運が高まつている。即ち高血圧症に関しては初期の高血圧症,或いは動脈硬化症の判定,分類更に此等の管理と云う点に注意が払れるに至つた。
 高血圧の際の網膜中心血管の血圧に就ては既に1946年Bailliart氏以来多数の報告があり,最近Weigelin氏等の異論があるにしても,此れが全身血圧と並んで内科医方面からも重要視されるに至つた事,更に又眼底所見を基礎としたKeith-Wagener氏分類が広く採用されつつある事は我々眼科医にとつて喜ぶべき事であるが,又此れによつて多くの検討すべき問題も多いものと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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