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文献概要
日本トラホーム予防協会会誌
Trachoma発病問題に対する窪田氏へのお答え
著者: 三井幸彦1
所属機関: 1熊大眼科
ページ範囲:P.9 - P.12
文献購入ページに移動先ず第一に従来のinsidious又はchronicの発病説というものを解説しましよう。言葉の定義というものをはつきりさせることが必要だからです。「徐々に」とか「慢性に」とか云つても,それがどう云う意味で使われたかと云うことをはつきりさせなければいけないからです。この言葉の意味は,現在では使う人によつて全く同じではないのです。このことは,あとで説明するように重要な問題になるのです。それは,慢性発病論者(以下日本語では慢性という言葉に統一して使います)の一部の人が,以前と現在とで,その使用の意味を変更して来つつあるように見えるからです。
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