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臨床実験
幼小児全身麻酔に対するラボナール静注筋注併用法について
著者: 能戸清1
所属機関: 1市立札幌病院眼科
ページ範囲:P.133 - P.137
文献購入ページに移動 幼小児の眼科手術に際して全身麻酔の実施は不可欠のものであり,従来我々はエーテルによる吸入麻酔を行つて来たが,部位及手術野の特異な眼科手術において吸入麻酔は種々と不利な点を有していた。然るにエビパンナトリウムの発見につゞき1935年Lundy1)によりチオペンタールソデイウムが臨床化されて以来,バルビタール系薬剤による静脈麻酔法が急速な発展を示し,眼科領域においても広く実用化されるに到つた。我々は昭和28年以来チオペンタールソデイウムの邦製品ラボナールを用い安全性を第1として幼小児の眼科手術に施行し,最近はラボナール静・筋注併用により良好なる麻酔を得ているので,過去を顧み次の段階への考究過程として綜括を行つた。
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