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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻2号

1958年02月発行

文献概要

臨床実験

Endojodinの使用経験

著者: 三浦寬一1 池田和夫1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.172 - P.178

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Ⅰ.緒言
 沃度剤は新陳代謝賦活剤として広く用いられて居り,殊に眼科領域に於て沃度カリの内服は化学療法等の発達した今日に於ても眼底疾患に対して愛用されて居る。
 元来沃度は網膜との親和性が強く,その新陳代謝や抵抗力を増すと言われて居るが,浅山,坂上上野等はI131による実験成績に於ても,網膜脈絡膜殊に前者は視神経とは比較にならぬ程高濃度に沃度を摂取して居り,此の事実からしても網膜脈絡膜疾患に沃度剤を使用する事は合理的である。しかしながら沃度カリが内服薬である為胃腸障碍を来し易く,故に長期且つ大量投与も意の通りにならない事が屡々ある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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