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臨床実験
テトラサイクリン,クロラムフエニコールの眼内移行について
著者: 近藤有文1
所属機関: 1東大分院眼科
ページ範囲:P.195 - P.203
文献購入ページに移動 抗生物質療法を行う場合に最も問題になるのは,感染組織内に充分な有効濃度が保持されているかどうかの問題であるが,これを知るためには種々な投与法による組織内抗生物質濃度を知る必要がある。この意味から著者は以前から抗生物質の眼内移行に関する実験的研究を行い,ペニシリン,ロイコマイシンについては既に報告したが,この度はテイラサイクリン(以下TC)とクロラムフエニコール(以下CM)の眼内移行について実験を行つたのでこゝに発長する。
TCは周知のようにテトラサイクリン系抗生物質中最も新しい薬剤で,1953年Conover等により発表され,一方CMは1947年Ehrlich等が発見したStreptomyces venezuelaeの産生する抗生物質であるが,翌年にはCrooks等により合成法が確立されている。
TCは周知のようにテトラサイクリン系抗生物質中最も新しい薬剤で,1953年Conover等により発表され,一方CMは1947年Ehrlich等が発見したStreptomyces venezuelaeの産生する抗生物質であるが,翌年にはCrooks等により合成法が確立されている。
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