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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻2号

1958年02月発行

文献概要

手術

先天性緑内障に対するCyclogoniotomy

著者: 弓削経一1 谷道之1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科教室

ページ範囲:P.219 - P.223

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 Barkan1)6)やFrançois7)は前房隅角に胎生期の中胚葉組織が異常に残存して,之を閉塞しているのが先天性緑内障の原因だと強調しており,従つてBarkanは,この隅角部の遺残中胚葉組織を切開し,房水とシユレンム氏管とを接触せしめるのが理論的に最も合理的な手術方法だとし,彼はゴニオスコープを用いるGoniotomyによつて,過去17年間に196眼中152眼に良好な成績を拳げている4)。われわれはゴニオスコープを用いないで,毛様体剥離のときのように鞏膜側の切開創から隅角を解離する方法を試みた。このような方法は既にCusick (1954)8)が報告しているが,彼は尖端がボーマン氏針に似たスパーテルを用いて行つており,このような鋭利なものでは不必要な部分を損傷する危険がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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