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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻3号

1958年03月発行

文献概要

特集 第11回臨床眼科学会号 一般講演

網膜中心血管血圧に関する研究—臨床篇:第2報 本態性高血圧症患者に於ける網膜中心血管血圧と眼底変化並びに全身血圧との関係に就いて

著者: 溝口孝1

所属機関: 1長崎大学眼科

ページ範囲:P.384 - P.393

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I.緒言
 本態性高血圧症の原因として腎性,神経性,内分泌性,Renin副腎軸説の如き諸説はあるが,此等のいずれを以つてしても原因の解明は困難で,本症の原因はなお不明というべきであろう。
 従来本態性高血圧症に関する研究は枚挙にいとまなく,その網膜中心血管血圧に関しては,Magitôt(1922, 1931),Koch (1941),Espildora(1948),菅沼(1936),長谷部(1936),米山(1955)等多数の報告があるが,その多くは全身血圧と網膜中心血管血圧との関係のみを報告し,之れに眼底変化を考慮して検討した者は僅かにKoch (1941),米山(1955)のみである。本報告は此の点に就いて意義ありと信ずる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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