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特集 第11回臨床眼科学会号 一般講演
実験的痘苗角膜炎の角膜蛋白像について
著者: 益田虔之1
所属機関: 1山口医大眼科教室
ページ範囲:P.415 - P.421
文献購入ページに移動緒言
最近濾紙電気泳動が広く応用され,体液蛋白の研究は著しく発展しつつあるが,角膜可溶性蛋白に関する報告は甚だ少ない。
小林1)は濾紙電気泳動法によつて家兎角膜蛋白の分劃を試み,Albumin (Al),alpha 2 Globulin(α2Gl),beta Globulin (βGl),及びgamma Glob-ulin (γGl)位の易動度を有する4分屑と,易動度が血清蛋白分屑の何れにも相当しない3分屑を得たとしている。しかしFielding等2)は5分屑に分離し,各分屑の易動度についても異つた見解を述べている。
最近濾紙電気泳動が広く応用され,体液蛋白の研究は著しく発展しつつあるが,角膜可溶性蛋白に関する報告は甚だ少ない。
小林1)は濾紙電気泳動法によつて家兎角膜蛋白の分劃を試み,Albumin (Al),alpha 2 Globulin(α2Gl),beta Globulin (βGl),及びgamma Glob-ulin (γGl)位の易動度を有する4分屑と,易動度が血清蛋白分屑の何れにも相当しない3分屑を得たとしている。しかしFielding等2)は5分屑に分離し,各分屑の易動度についても異つた見解を述べている。
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