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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻3号

1958年03月発行

文献概要

特集 第11回臨床眼科学会号 一般講演

白内障全摘出手術の映画供覽

著者: 井上正澄

所属機関:

ページ範囲:P.514 - P.515

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 この手術映画は16ミリボーレクス新型レフレツクスカメラと75ミリ望遠レンズとの間に接写リングをはめて拡大力を増大し,約70センチの距離から撮影した。このカメラはスチル撮影用のキネエキザクタやアサヒフレツクスと同様にパララクスがないので視差を生じない。使用フイルムはASA32でアンスコカラーの増感現像を行つた。
 照明としては500ワツト電球3個を約2mの距離から用い,手術室の冷房装置を動かして撮影したので患者は熱感を訴えず,角膜は余り乾燥しなかつた。しかし画面への反射を避ける位置に照明灯をおいたので,執刀者の私の眼には角膜は可なり輝いたので,細かな操作はやりにくい点もあつた。5例の全摘出手術を16ミリで約1000フイート撮影し,字幕共に600フイートに編集した。撮影速度は1秒16駒,同速度ならば映写時間は23分である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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